2015-06-16

明治大学講演会

6/13(土)、明治大学駿河台キャンパス リバティホールにて「たくましく生きるための呼吸 -呼吸法と日本文化-」と題した講演会が行われました。これは明治大学が生涯学習のために教養や文化、ビジネスプログラムを学べる「明治大学リバティアカデミー」という講座を開講しており、この度ご縁があって本間先生が講演会をすることになりました。

 

学生数や受験者数がとても多いことで有名な明治大学、行ってみて建物の大きさに圧倒されました!

 

講演会が行われたリバティホールには400名以上の座席がありましたが、事前申し込みにより満員御礼になり、当日はほぼ満席となりました。

 

まず本間先生は呼吸のメカニズムから解説。この講演会のために作成したCGを使い、肺や呼吸筋の動きを解説していきます。肺は自ら動くのではなく、肺の周りにある呼吸筋の動きによって動きます。この呼吸筋は脳からの指令によって動きます。

 

この指令は脳の3つの部位から出ていますが、ポイントは扁桃体から出ている情動呼吸と呼ばれるもの。この呼吸は感情と深く関わっていて不安や緊張を感じると呼吸が速くなり、リラックスした時には呼吸がゆっくり楽になります。緊張しているときに「落ち着いて」と言われてもなかなか出来るものではありませんが、ゆっくり息をすることなら出来ますね。このように呼吸からアプローチすることがポイントなのです。

 

ここで体操指導のSahoさんの登場です。「ラッタッタ呼吸体操」に出てくる5つの呼吸筋ストレッチ体操のパターンをじっくりと指導。この呼吸筋ストレッチ体操はゆっくり呼吸をしながら呼吸筋を伸ばしたり収縮させたりし、呼吸のリズムと体の動きをゆっくり調和させることで心身共にリラックスしていきます。

 

体操の後は再び本間先生が登場。呼吸と日本文化についてのお話です。ここでは能について取り上げます。能ではシテ方と呼ばれる演者はお面をつけていて、中でどのような表情をしているか分かりませんが、シテ方からはただならぬ空気を感じることがあります。本間先生は以前、シテ方が演技をしているときの脳の中を調べました。悲しい場面を演じてもらっているとき、表情は変わっていないのですが、脳の扁桃体が活発に活動し、呼吸が変化していたのです。感情が変わるとき、呼吸だけが変化していたのです。

 

本間先生の講演の後は、コーディネーターである明治大学専門職大学院・グローバルビジネス研究科教授の青井倫一先生との対談です。青井先生のユーモア溢れる語り口に会場の皆さまも大盛り上がりです。最後に、経済学者である青井先生から「科学はHappyなのか?」と問われた本間先生は「科学が人間を幸せにしているかどうかは分からない。科学は人間にとって便利なものなのです。」と答えました。うーん、考えさせられます。